コート・ダ・ジュールのリゾート地・ニースのレストラン「ラ・メランダ」で出会うアートな南仏料理。

夏にはカラッとした空気が心地よく、ヨーロッパ中からヴァカンスに訪れる人たちで溢れるコート・ダ・ジュールの中心都市・ニース。

そのニースの路地の一角には、アートを感じる南仏料理が食べられるレストランがある。

コート・ダ・ジュールのリゾート地・ニース

コート・ダ・ジュールには、アンティーブやカンヌ、モナコなどの都市があるが、その中でも空港があるニースは中心的な街。パリやリヨンなどとも違う綺麗な街並みがいかにも高級リゾートという雰囲気を作っている。

リヴィエラのフランス側に当たるコート・ダ・ジュールのビーチは、紺碧色の海と砂利の浜辺が特に美しい。

路地裏の人気レストラン「ラ・メランダ」

今回紹介するのは、そのニースの路地裏にある超人気レストラン「ラ・メランダ」だ。ラ・メランダは、目ぬき通りからも離れ、人通りの少ない小道にあって、小さいが確実に美味しいレストランの雰囲気を身にまとっている。電話やネット、メールでは予約を受け付けていないため、直接伺って予約する必要がある。

店内は隙間なくテーブルが並べられ、はっきり言って狭い。だが、赤いテーブルクロスとナプキンが印象的でテーブルに飾られた花までコーディネートしてあって、類い稀なセンスを感じる。

壁には現代的でアバンギャルドな抽象絵画が多く飾られ、小さな美術館やギャラリーのようだ。刺激的な絵画も多いが何故かインテリアとして成立していた。

開店10分も過ぎれば店内は予約客で満席。スタッフさんも慌ただしく働いているが、接客も一つ一つ丁寧。

当日飛び込みで来て入れなかったお客さんたちは、次の予約を入れてお店を後にしていた。

至ってシンプルな南仏・ニースの郷土料理のメニュー

メニューはA3くらいの大きさの黒板の中からチョイスする。南仏・ニースの郷土料理を中心に至ってシンプルなメニュー構成。

軽食と言う意味を持つLa Meranda(ラ・メランダ)は、ミシュラン星付きでニースの超高級ホテル内のレストランで料理長を勤めたオーナーシェフのドミニク・ル・スタンクさんが、もっと気軽に美味しく食事のできるレストランを作りたいとの想いでオープンさせたのだとか。だから全てのメニューのクオリティが高く、しかもリーズナブル。

グラスワインも丁度いい果実味で料理に合うテイスト。

前菜はパスタにもバジルを練りこんだイタリアではジェノベーゼと呼ばれるピストゥソースのパスタ。まろやかな味わいで口に入れた瞬間に広がるバジルの香りとパスタの旨味がしっかりと感じられる。

メインの一つ、Dauvu(ドーヴ)と言われる牛肉の赤ワイン煮込みは、ほろほろの牛肉に深い味わいの赤ワインソースが染み込んですごく美味しい。もちろん赤ワインとの相性も抜群!

メインのもつの赤ワイン煮込みもラ・メランダの名物料理の一つ。好きなだけチーズをかけてもらうことができて、コクが数段にアップ。噛めば噛むほど旨味が出てくる。

 

「ラ・メランダ」は地元の人はもちろんのこと、世界中からの旅行者を虜にするアートなレストラン。前菜もメインもそして、デザートもアートのような料理が楽しめる。

あなたも一度訪れたらきっとファンになってしまうだろう。

La Meranda – ラ・メランダ

営業時間:12:00~14:00/19:00~23:00
定休日:土・日曜日
※予約は店頭のみ
URL : http://lamerenda.net/
住所:4 Rue Raoul Bosio, 06300 Nice, France

RICO 編集部

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