何事もバランス良く!「健康に良い」と噂のマクロビオティックのメリット・デメリット。

「マクロビオティック」という言葉を聞いたことがあるだろう。これは日本人が考案し欧米に広がり、そして日本にも浸透しつつある考え方だ。マクロビオティックを食生活に取り入れると、心身の健康に様々なメリットがあると言われている。マクロビオティックにはどんなメリットがあり、そしてデメリットもまた存在するのだろうか。

メリット1: 体の不調や体調の改善

マクロビオティックとは、「穀物や野菜・海藻類中心の食生活で、自然と調和のとれた健康的な食生活を送る」という考え方である。そのため、食事は自然と低カロリーかつ食物繊維などの栄養素が豊富なものとなる。逆に、体に悪影響が出やすい動物性タンパク質や脂質・糖質は、なるべく避けることが一般的だ。これにより、第一に「体の不調や体調の改善」というメリットが期待できる。例えばマクロビオティックを始めると、便秘やニキビが解消されて体重が落ちやすくなる。これは、食物繊維に便通を促して体内の毒素を排出させる効果があるためと考えられる。また便秘やニキビ・肥満の原因となる脂質や糖質を抑えているので、その効果も体に表れるのだろう。

メリット2:心の不調改善

マクロビオティックは「脳および心の不調改善」にも効果を発揮する。例えば神経伝達物質である「セロトニン」は、脳以外だけでなく腸からも放出されると言われるためだ。このセロトニンには、不安やイライラなど心の不調を防ぎ、精神を安定させる働きがある。そのため、食物繊維豊富な食事で腸を活発に動かすと、セロトニン放出によって心を落ち着かせることができるのだ。また野菜に豊富なビタミンCには、ストレスに対する脳の抵抗力を上げる働きがある。強いストレスは心にも悪い影響を与える。ストレスの多い生活を送っているのなら、マクロビオティックによる心の不調改善をおすすめする。

メリット3:生活習慣病の予防・改善

生活習慣病の大きな原因は、動物性タンパク質や脂質・糖質の過剰摂取である。マクロビオティックでは、まさにそれと正反対の食生活を推奨している。植物性タンパク質豊富で低脂質・低糖質な食事だ。こうした食事を続けることで、欧米化した食事の多い現代人が発祥しやすい、高血圧や肥満症・糖尿病といったトラブルへの対策になるだろう。

デメリット1:栄養バランスが偏る

マクロビオティックで避けられる動物性タンパク質などの栄養素は、体に全く不要な訳ではない。あまりに不足すると、かえって体調を崩す恐れがある。それがマクロビオティックのデメリットであるビーガン(完全菜食主義者)とは異なり、マクロビオティックでは肉類や魚・乳製品を摂っても問題ない。自身の体調を見ながら、時にはこうした食品で栄養バランスを補おう。

デメリット2:塩分を摂りすぎる

マクロビオティックでは、日本の伝統的な食生活が推奨されている。これは確かに健康に良い面も数多くあるが、実は悪い面もある。というのも、日本伝統の食事には多量の塩分が含まれているのだ。日本では味噌や醤油、塩と「しょっぱい」味の調味料がよく使われる。そのため、世界的に見ても塩分を摂りすぎる人口が多くなっている。これでは、せっかく動物性タンパク質などを抑えても生活習慣病になりかねない。マクロビオティックな食生活を送る際は、味付けはなるべく薄味を心がけよう。また、水分を多く摂って余計な塩分の排出を促すこともポイントだ。

マクロビオティックのメリットとデメリットを理解しよう

栄養のバランスに注意して適度に取り入れれば、マクロビオティックは心身の健康に様々な良い効果を発揮するだろう。そのメリットだけでなくデメリットもきちんと把握し、無理のない範囲からスタートするのがおすすめだ。そして食生活を急にガラッと変えるのではなく、始めは徐々に避けるべき食品を減らしていこう。そうすれば、食生活の変化による体への負担を減らすことができる。

RICO 編集部

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