食事からライフスタイルを変えるマクロビオティックで健康的な身体を手に入れる!
毎日の食生活に気を配っている女性からマクロビオティックが注目されている。桜沢如一が唱える食事法であるマクロビオティックは、不規則な食生活に悩んでいる人に最適な思想だ。芸能人やモデルも実践しており、食で健康になる王道と言える方法だ。本気で食生活を改善したい人が実践するべき食事法とはどういったものだろうか。
無駄なく食材を取り入れる食事法
桜沢如一が発案したマクロビオティックとは、身土不二や一物全体、陰陽調和などの思想を取り入れた食生活のことだ。主食の穀類は玄米や全粒粉としており、しっかりした噛みごたえを感じられること、食物繊維を豊富に摂取できること、穀物の栄養をまるごと補給できること、などのメリットがある。現代人は白米・白パンなどを好んで食べることが多いが、精製された食材は栄養価が激減している。マクロビオティックは食材をまるごと食べることを推奨しており、野菜の皮や根なども活用するのが特徴だ。本来は捨てることが多い皮に豊富な栄養が含まれていることを考えると、非常に理にかなった思想と言える。
植物系の食材を中心とした食生活
マクロビオティックでは穀類以外では野菜・豆類・海藻類などを中心に食べる。典型的な日本食と言える内容であるが、白米を使用しないのが特徴的だ。また肉類や乳製品・卵は使用せず、タンパク質は主に豆類から摂るようにする。動物系の食材は使用しないのがポイントで、植物から栄養を摂るのが基本だ。甘味料に砂糖は使用せず、米飴や甘酒などで代用する。味付けは昆布や椎茸などを使用し、魚系は使用しないようにする。マクロビオティックは厳密な食事法ではなく、食事で健康を維持するための思想と言えるものだ。マクロビオティックの思想をすべて厳守するのは難しいため、できる範囲で実践しても問題はない。
日本食を中心とした献立を
健康維持のためにマクロビオティックを導入するなら、欧米食は食べずに日本食のみにするのが基本だ。日本人の身体は穀類を消化するのに適しており、肉を食べると太りやすいのである。白米の代わりに玄米を使用した日本食を意識すれば、概ねマクロビオティックの思想に近い食生活となるはずだ。日本食中心の食生活で注意したいポイントは塩分の摂りすぎである。日本食は塩分が多いのが特徴であり、1日3食を日本食にすると10gを超える塩分摂取になる可能性が高い。
無理のない範囲でマクロビオティックの実践を
マクロビオティックの思想はすべて厳守するのは難しいため、自分が行える範囲内で実践しても問題ない。食材は植物系を意識しておき、動物系を避けるようにすれば大きく外れることはない。結局のところ日本人には日本食が一番合っており、日本食をより健康的に摂取できるように工夫すればよいのだ。砂糖や塩分などの調味料の使い方に注意し、素材本来の栄養や風味を活かすことが重要である。