むやみに食べず「一汁一菜」で体を整える。おいしいご飯の炊き方とは!?
家の食卓には、どんなメニューが並んでいますか?ご飯におかず、味噌汁とバランスの良い食事をとっている人もいれば、一品のみで済ませている人もいると思います。
忙しい毎日の中でも、健康のことを考えると「一汁一菜」を用意したいもの。今回は佐賀県で古代米をつくる武富勝彦氏の著書「葦がオレを呼んでいる!」を基に、基本となるおいしいご飯の炊き方をご紹介します。
一汁一菜とは
一汁一菜はご飯と味噌汁に梅干し、そこに季節の野菜をプラスした形が基本になります。一菜のところをに、季節を感じる旬の野菜を漬物や常備菜で取り入れていくと良いそうです。もちろん、肉や魚を食べていけないわけではありません。その日の自分の体調や食欲、気候を考えて一菜をアレンジしていけば良いといいます。
いくら一汁一菜が体にいいとわかっていても、毎食を一汁一菜するのは大変。その時は、朝食だけ一汁一菜にするように心がけましょう。1日の始まりを、体が整う食事でスタートさせることが大切です。
時には外食したり、旅先でいつもと違う食事をすることもあると思います。その非日常の食事から、日常の食卓に戻るべき「基本の形」があることが重要とのこと。基本の形が整っていれば、心もからだもすぐにリセットできます。なるべく振れ幅を小さくして、原点に戻る習慣をつけることが大切だといいます。
おいしいご飯を炊く前の準備
さて、それではおいしいご飯を炊く方法をご紹介します。米はできるだけ、動物性堆肥を使用せずに無農薬有機栽培されたものを選びましょう。
風通しの良い日陰に玄米の状態で保存し、食べる分をその都度精米するのが望ましいとのこと。精米した米は劣化が進むので、精米後は冷蔵庫で保管しておきしましょう。
米の洗い方
米をボウルに入れ、素早くすすいですぐに水を捨てます。水を加えて軽くかき混ぜて水を切ることを、2〜3回繰り返しましょう。かき混ぜる際は、右回りで行います。
浸水の時間
アクなどの不純物の除去のために行う浸水。洗った米を4〜5時間ほど水につけ、つけた水は必ず捨てて、よく水切りした後に新しい水を加えて炊きましょう。米に雑穀を加える場合は。炊飯の30分〜1時間前にすると良いそうです。
ご飯のおいしい炊き方
土鍋に洗った米と水(米1:水1)、裏ごしした梅干しを入れて火にかけましょう。梅干しのクエン酸と米のミネラルが合体し、栄養を取り込みやすくなります。
強火で7分、中火で7分、弱火で7分が基本ですが、道具や米の状態によって調節してください。火を止めて2〜3分おいたら、再び強火で30秒ほど熱を加えます。
炊き上がったら、すぐにしゃもじで混ぜて水分を飛ばしましょう。おひつに写し、蒸らして余分な水分を取り除いたら完成です。正しい炊き方でご飯を炊いて、一汁一菜を日々の食事に取り入れてみてはいかがでしょうか。