白濁したスープが深い味わいを生む!自宅で鶏ガラ出汁を取って作る「博多水炊き」
寒い日が続くと食べたくなるのが鍋料理ですよね!?
福岡で鍋料理と言えばモツ鍋が有名ですが、博多水炊きも人気があります。そんな水炊きですが、名物料理でありながら福岡の人たちは、どちらかと言うと福岡では水炊きは家で食べるものらしく、あまりお店で食べません。
それを聞くと自分でも作ってみたくなりますよね。今回は自宅でお店のような深い味わいを生む白濁スープの博多水炊きのレシピを紹介します。
博多水炊きの材料
出汁用の鶏のガラや肉は種類が多い方が良く、逆に鍋に入れる具材はシンプルな方が出汁の味わいをより楽しむことができます。
出汁
- 鶏ガラ
- 手羽元肉
- 骨付鶏肉
- 料理用の酒
- 昆布
- 鰹節
- 長ネギ
- ニンニク
具材
- 鶏もも肉
- 骨付き鶏肉
- キャベツ
- 鶏団子(鳥挽肉、玉ねぎ、万能ネギ、卵)
- 好みの野菜・きのこ
- 豆腐
鍋料理ではベターな白菜よりもキャベツの方が博多水炊きには良く合います。
博多水炊きのレシピと食べ方
博多水炊きのレシピと言っても時間がかかるだけで、難しいことは特にないので作りやすいと思います。
1.鶏ガラ出汁の白濁スープを作る
水と料理用の酒と昆布を大きめな鍋に入れてつけておき、その後火を入れて煮立てます。煮立ったら鰹節を加えて普通に出汁を取ります。
鶏ガラは水で洗って、熱湯をかけて臭みを取ります。そうするとアクが出るのも少なくなります。その後は、鶏ガラを鍋に加えて、長ネギとニンニクを入れて、アクが出たらこまめに取って、水が少なくなったら水と酒を継ぎ足して3時間以上煮込みます。3時間以上煮込むと白濁したスープになるので、味見をしながら塩を少々加えて味を整えます。
この時点で既に博多水炊きは出来上がったも同然。
2.鶏団子を作る
スープを作っている間に野菜など他の具材を切ると同時に鳥挽肉と玉ねぎ、万能ネギ、卵を使って鶏団子を作ります。団子と言っても団子状にしておく必要はなく、ただかき混ぜて鍋に投入する直前にスプーンで丸めれば良いのでボウルに混ぜた状態にしておくだけでOKです。
3.スープを飲む
鍋にはお肉だけ入っている状態でスープを楽しみます。白濁したスープの深い味わいがすっと身体に染み込むように美味しいハズです。お好みで塩や故障、万能ネギを加えても楽しめます。
4.肉を食べる
最初に野菜を入れると雑味が出てしまうので、まずはシンプルにポン酢や柚子胡椒でお肉だけを楽しみます。スプーンで掬って投入する鶏団子も白濁したスープを含んで美味しい。鶏団子の旨味もスープに溶け出すので一石二鳥と言うところでしょうか。
5.野菜を楽しむ
そのあとはキャベツなど好みの野菜やキノコ、豆腐などを入れるとスープや鶏肉の出汁が効いてさらに美味しくなっているはず。
6.シメの雑炊にする
もちろんシメにはご飯を投入して雑炊にしましょう。煮立てすぎないうちに火を止めて卵で閉じたら完成です。まずはそのまま食べて、次にポン酢や柚子胡椒でアクセントを加えて食べたら、何杯もお代わりしたくなるほど美味しいハズ。
自宅で本格「博多水炊き」
時間はかかるけれど、鶏ガラを煮込むだけでお店のような本格的な「博多水炊き」が自宅で楽しめます。まだまだ寒い日が続くので一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。