マカオで北京ダックを食べるなら、グランドハイアットの「Beijing Kitchen(ベイジンキッチン)」で!

世界最大級のカジノシティであるマカオは高級リゾートが軒を連ねており、それぞれのホテルに入っているレストランもかなりレベルが高い。今回訪れたのは、グランド・ハイアット・マカオの「Beijing Kitchen」。

その名の通り北京料理を提供しており、特に北京ダックの評判がかなり良いらしい。期待に胸を弾ませ、店内に入ると、渋い赤や茶の落ち着いた色でコーディネートされていた。シックな雰囲気で、料理への期待も膨らむ。

店内の釜で北京ダックを焼き上げる

ガラス越しで厨房の様子を見ることが可能。ハイアットホテルのレストランということもあり、スタッフも英語が堪能でやはり高級感がある。街のような騒がしさはないため、落ち着いて食事をしたいときにもぴったりだ。

一番の目玉は、店内にある大きな釜で焼き上げる北京ダック。ゴオゴオと燃え盛る炎の奥を覗いてみると……

ダックがまるまる釜の中に……!こんがりと焼き上げられて、見ているこちらまで良い香りがしてくる。これがのちに、テーブルにそのまま運ばれてくることになった。

北京ダックをその場で切り分け

テーブルで食事を始めていると、しばらくして先ほど焼かれていたダックが登場。シェフの手によって、こんがりと美味しそうな色をしたダックの皮が切り分けられていく。

慣れた手つきで、美味しい表面の皮が薄く切り取られていく。

皮の部分、皮と肉、肉のみと部位ごとに綺麗に分けられてテーブルに運ばれてくる。表面が美しく光っていて、見るからに美味しそうだ。

薄餅にタレを塗って具材を並べ、肉をのせて口に入れてみると……薄餅の柔らかい食感のあとに北京ダックの皮のパリッとした食感、そのあとに野菜のシャキッとしたみずみずしさが合わさり、絶妙なコンビネーション。

部位や野菜ごとに食感も異なるので、食べるたびに違う楽しみ方ができる。今まで日本で食べた北京ダックは正直そこまで美味しいと思ったことがなかったのだが、ここで食べた北京ダックは格別だった。

他にも絶品メニューが豊富

一番の目玉はもちろん北京ダックだが、その他の料理ももちろんどれも満足の味。

食べる前までチキンの揚げ物かと思っていたが、食べてみると想像とは違う食感。この食材の正体は、実は茄子。見た目だとかなり濃い味付けで脂っこく見えるが、実際はそこまでくどくなく日本人にもぴったりの味付けだった。

気づいたら、テーブルに料理がたくさん。種類も多く、一つ一つの量も多いので少人数で食べるのは少し大変かも。今回はコース量を頼んだが、2人くらいの場合は単品で頼んでも良いかもしれない。

デザートまで充実

具がたっぷり入った餃子や、

程よく香辛料が効いた牛肉の炒めものもなど、一つ一つの料理がどれも美味しい。

そしてかなりお腹いっぱいになった頃、かなり充実したデザートが運ばれてきた。普通レストランのデザートといっても小さな杏仁豆腐だけが出てくる……なんてことも多いのだが、こちらではデザートの種類も豊富。

デザートは別腹とはいえど、こんなに食べられるのだろうか?と思いつつ、最後までバラエティに飛んだ食事を楽しめたことに大満足だった。マカオの街中で現地料理も楽しみながら、たまには高級レストランで落ち着いて食事をしても良いのでは。

Beijing kitchen

営業時間:11:30~14:30 17:30~23:30
電話:(+853) 88681930
URL:https://www.hyatt.com/en-US/hotel/china/grand-hyatt-macau/macgh
住所:マカオLevel 1, Grand Hyatt Macau, City of Dreams, Estrada do Istmo, Cotai

あべ まなみ

あべ まなみ

新潟県出身、横浜在住のフリーライター。中学時代にサックスを始め、自身もジャズを演奏することから、20歳のアメリカ留学時に単身でメンフィスとニューオーリンズへ。初めての一人旅で自分の可能性や新しい発見に出会える楽しさに気づき、その後「旅」にハマる。

2017年12月現在、渡航国は24カ国。好きなものはお酒といちご。