現実逃避!一人でゆったり楽しめる、贅沢な時間を過ごせる隠れ家カフェ「BUNDAN Coffee&Beer」

たくさんのカフェが連なる東京ですが、一人だとなかなか落ち着けないもの。そんなあなたに、居心地の良い空間でゆったりとした時間を楽しめる隠れ家的ブックカフェ「BUNDAN COFFEE & BEER」をご紹介します。

約二万冊が読み放題。居心地最高な図書空間

日本近代文学館の一画に立つ「BUNDAN Coffee&Beer」。天井まで届く本棚には日本文学史を彩る名作、小説はもちろん、エッセイ、料理本、コミックといったサブカルの書物まで蔵書はなんと約2万冊!もちろんどの本も閲覧が可能。 気になる一冊を手に、 現代の「文学」をお楽しみください。

文豪が愛した一杯で一息

作家にちなんだメニューが味わえるのがこのカフェの特徴。コーヒーメニューの「芥川 AKUTAGAWA」は芥川龍之介をはじめ、与謝野晶子や宮沢賢治など多くの文士が通った、日本におけるコーヒー文化発祥の地とされる「カフェーパウリスタ」のブラジルコーヒーを再現しているそうです。

あの物語の食事が味わえる

幾つかあるメニューの中でもオススメなのがレバーパテトーストサンドイッチのセット。このメニューの由来は1928年(昭和3年)大阪毎日新聞と東京日日新聞に連載された谷崎潤一郎の小説『蓼食う虫』から。作中に登場する主人公の一人である美佐子が、夫と子どもを置いて家を出ることを決めた場面で作ったトーストサンドイッチを再現したもの。パンは三宿にある人気ブーランジェリー「シニフィアン・シニフィエ」の「パン・ド・ミ」を使用。見た目だけでなく味も間違いなしな一品。

村上春樹ファンにオススメなのがこちらの「『ハードボイルド・ワンダーランド』の朝食セット」。その名の通り村上春樹の長編小説『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』で主人公が“最後の晩餐”として食べた朝食を再現した一皿。

名作にちなんだスイーツの数々

合わせて人気なのが梶井基次郎の「檸檬」をイメージした「檸檬パフェ」。レモンピールにレモンジュレなどふんだんに使った爽やかな甘味がクセになりそう。

他にもモカコーヒー「寺山 TERAYAMA」、ジャワコーヒーの「鷗外 OUGAI」などこだわりのコーヒーも。店内でいただくのはもちろん、コーヒー豆は購入できるので家でゆっくりと飲むのも可能。

カフェは朝の9:30からオープンしており、坂口安吾の焼鮭のサンドイッチといったモーニングメニューから、シェイクスピアのスコーンなどちょっとしたティーブレイク、しっかりしたランチまで使い勝手も抜群。文学好きもそうでない人も、きっと充実した時間が過ごせるはず。

BUNDAN COFFEE & BEER

営業時間:9:30~16:30
定休日:日曜日、月曜日、第4木曜日
電話:03-6407-0554
URL : http://bundan.net/
住所:〒153-0041 東京都目黒区 日本近代文学館内